新薬師寺に伐折羅大将を見に行く [白虎 Bianco]
9月の初め頃、ALPINA B3号を車検に出すついでに、
遠回りをして、新薬師寺に伐折羅大将を見に行きました。
何で、伐折羅大将?という感じですが、
今回、Z1R号のイメチェンのイメージの元になったのが伐折羅大将です。
↑新薬師寺の国宝の本堂、奈良時代
新薬師寺は、東大寺や春日大社から南にある山麓にあります。
時々、訪れたりします。
また、お勧めのお寺として、平城京探訪ボランティアをしている時に、お客さんに紹介しました。
↑入口がである、南門
なぜ、お勧めかと言いますと、国宝の本堂もシンプルで美しいのですが、
この中にある、十二神将像が自分の中ではベストの仏像?神像?だたかです。
↑本堂の正面、奈良時代だから、1250年ほど前の建物です
十二神将像の中でも、伐折羅大将が一番です。
十二の像はそれぞれ違ったアイテムを持ち、違ったポーズをとっています。
伐折羅大将は、大きく口をあけて、今にも剣を構えようとしている姿をしています。
↑たる木のデザインは、中世の建築のものより美しいです
この伐折羅大将もそうですが、長い年月の間にほとんどの仏像は
オリジナルの色彩を失ってます。
近年、伐折羅大将のオリジナルの色を復元する研究がなされ、CGで復元されました。
↑国宝なのにステンドグラスが仕込まれています
http://falconb3.blog.so-net.ne.jp/2010-11-24#more
の記事にあるように、極彩色の伐折羅大将が復元されました。
Z1R→日本刀→剣→伐折羅大将→極彩色→Z1Rのカラーリング
というつながりで、今回のZ1R号のカラーイメージを決めた経緯があります。
↑色調を反転するとステンドグラスということが分かると思います
というわけで、9月の初めころ、Z1R号の外装作業が始まる前に、
お堂に飾ってある、CG復元画像を確認しに来たわけです。
もちろん、実物の伐折羅大将の凛々しい姿に、惚れ惚れして見入ってしまいましたけど。
JR東海さんのCMで、新薬師寺編があったので御紹介します。
伐折羅大将の色着く様子を見てみてください。
Z1R号の仕上げに、伐折羅大将の怒髪のシルエットのステッカーを貼りつけたいと思っています。
このことを、近所のガレージ仲間の人に話したら、「そんなんしたらZ1R号が極悪のイメージになるで。」
と言われました。
伐折羅大将は確かに戦闘神ですが、あくまでも敵は自分自身の悪い部分のつもりでいます。
◎yosiさん、たくやさん、dieciさん
いつもniceありがとうございます。
by falconB3 (2011-10-31 12:19)
>あくまでも敵は自分自身の悪い部分
そうですね。
by 半世紀少年 (2011-10-31 23:38)
ここにイメージチェンジの、心の流れがあるのですね!
ステンドグラスの意外性がとても素敵ですね。
なぜかぴたっと納まってます。
自分自身の気持ちが一番の敵なんですよね。
すごく納得がいきました。心に響きます。
長い年月をかけて生まれ変わらせる物。
これも、自分自身との戦いなんだなーって改めて思います。
falconB3さまのバイクならきっと極悪のイメージより、
優しく深い強さを感じさせてくれる気がします。
by そら (2011-11-01 23:08)
◎barbieさん、awakuranさん
いつもniceありがとうございます。
◎半世紀少年さん
バイク乗りの自制心といいますか、公道サバイバーになるためには
技も必要ですが、心構えが第一ですね。
◎そらさん
このお寺の仏像の制作時の復元カラーを見て、
昔の人の色彩感覚に感動しました。
今でこそ、仏像や寺社仏閣は、渋めのカラーですが、
実は出来上がった時は、その時代時代のカラーが有ったんですね。
かしこまっていない色合いが気に入っています。
敵といえば、他人と思いがちですが、実は自分なんですよ。
自分次第で、争いも無くなりますし、バイクでいえば事故する
ことも激減しますし。
ここのお寺は、自分の中で奈良でベスト3くらいに入ります。
by falconB3 (2011-11-05 18:17)
こんにちは。
相方を浅間記念館に連れて行った時に、ホンダの「神社仏閣型(宗一郎氏の発想)」のオートバイデザインの説明をしましたが、なかなか判り辛かったようで(笑)
インスピレーションは、大事ですね。
by HIRO (2011-11-09 06:01)