SSブログ

新薬師寺に伐折羅大将を見に行く [白虎 Bianco]

9月の初め頃、ALPINA B3号を車検に出すついでに、

遠回りをして、新薬師寺に伐折羅大将を見に行きました。

何で、伐折羅大将?という感じですが、

今回、Z1R号のイメチェンのイメージの元になったのが伐折羅大将です。

L1020162.JPG

↑新薬師寺の国宝の本堂、奈良時代

新薬師寺は、東大寺や春日大社から南にある山麓にあります。

時々、訪れたりします。

また、お勧めのお寺として、平城京探訪ボランティアをしている時に、お客さんに紹介しました。

L1020157.JPG

↑入口がである、南門

なぜ、お勧めかと言いますと、国宝の本堂もシンプルで美しいのですが、

この中にある、十二神将像が自分の中ではベストの仏像?神像?だたかです。

L1020158.JPG

↑本堂の正面、奈良時代だから、1250年ほど前の建物です

十二神将像の中でも、伐折羅大将が一番です。

十二の像はそれぞれ違ったアイテムを持ち、違ったポーズをとっています。

伐折羅大将は、大きく口をあけて、今にも剣を構えようとしている姿をしています。

L1020160.JPG

↑たる木のデザインは、中世の建築のものより美しいです

この伐折羅大将もそうですが、長い年月の間にほとんどの仏像は

オリジナルの色彩を失ってます。

近年、伐折羅大将のオリジナルの色を復元する研究がなされ、CGで復元されました。

L1020161.JPG

↑国宝なのにステンドグラスが仕込まれています

http://falconb3.blog.so-net.ne.jp/2010-11-24#more

の記事にあるように、極彩色の伐折羅大将が復元されました。

Z1R→日本刀→剣→伐折羅大将→極彩色→Z1Rのカラーリング

というつながりで、今回のZ1R号のカラーイメージを決めた経緯があります。

L10201611.JPG

↑色調を反転するとステンドグラスということが分かると思います

というわけで、9月の初めころ、Z1R号の外装作業が始まる前に、

お堂に飾ってある、CG復元画像を確認しに来たわけです。

もちろん、実物の伐折羅大将の凛々しい姿に、惚れ惚れして見入ってしまいましたけど。

JR東海さんのCMで、新薬師寺編があったので御紹介します。

伐折羅大将の色着く様子を見てみてください。

Z1R号の仕上げに、伐折羅大将の怒髪のシルエットのステッカーを貼りつけたいと思っています。

このことを、近所のガレージ仲間の人に話したら、「そんなんしたらZ1R号が極悪のイメージになるで。」

と言われました。

伐折羅大将は確かに戦闘神ですが、あくまでも敵は自分自身の悪い部分のつもりでいます。


nice!(9)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:バイク

nice! 9

コメント 5

falconB3

◎yosiさん、たくやさん、dieciさん
いつもniceありがとうございます。

by falconB3 (2011-10-31 12:19) 

半世紀少年

>あくまでも敵は自分自身の悪い部分
そうですね。
by 半世紀少年 (2011-10-31 23:38) 

そら

ここにイメージチェンジの、心の流れがあるのですね!
ステンドグラスの意外性がとても素敵ですね。
なぜかぴたっと納まってます。

自分自身の気持ちが一番の敵なんですよね。
すごく納得がいきました。心に響きます。

長い年月をかけて生まれ変わらせる物。
これも、自分自身との戦いなんだなーって改めて思います。

falconB3さまのバイクならきっと極悪のイメージより、
優しく深い強さを感じさせてくれる気がします。
by そら (2011-11-01 23:08) 

falconB3

◎barbieさん、awakuranさん
いつもniceありがとうございます。

◎半世紀少年さん
バイク乗りの自制心といいますか、公道サバイバーになるためには
技も必要ですが、心構えが第一ですね。

◎そらさん
このお寺の仏像の制作時の復元カラーを見て、
昔の人の色彩感覚に感動しました。
今でこそ、仏像や寺社仏閣は、渋めのカラーですが、
実は出来上がった時は、その時代時代のカラーが有ったんですね。
かしこまっていない色合いが気に入っています。
敵といえば、他人と思いがちですが、実は自分なんですよ。
自分次第で、争いも無くなりますし、バイクでいえば事故する
ことも激減しますし。
ここのお寺は、自分の中で奈良でベスト3くらいに入ります。






by falconB3 (2011-11-05 18:17) 

HIRO

こんにちは。
相方を浅間記念館に連れて行った時に、ホンダの「神社仏閣型(宗一郎氏の発想)」のオートバイデザインの説明をしましたが、なかなか判り辛かったようで(笑)

インスピレーションは、大事ですね。
by HIRO (2011-11-09 06:01) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。